「オーストラリアの女性って、どんな感じなんだろう?」海外ドラマやインスタで見る、ビーチで笑っている自由な雰囲気の女性たち。なんだかすごく魅力的に見えますよね。でも、実際に恋愛するとなったら、どうなんでしょう。文化の違いはあるのか、日本人男性との相性はどうなのか。
今回は、オーストラリア女性の恋愛観について、表面的なイメージだけじゃなくて、もっと深いところまで掘り下げていきたいと思います。成功した恋愛の話も、うまくいかなかった話も、どちらも含めて。リアルな体験談を交えながら、オーストラリア女性との恋愛の真実に迫っていきましょう。
ストレートで積極的、駆け引きがない恋愛スタイル
オーストラリア女性の恋愛で一番特徴的なのが、そのストレートさじゃないでしょうか。日本の女性だと、好きな人がいても、なかなか自分からは言い出せなかったり、相手の反応を見ながら様子を伺ったりすることが多いですよね。
でも、オーストラリアの女性は全然違うんです。好きだと思ったら、自分から「今度一緒に出かけない?」って誘ってくる。気持ちを隠したり、回りくどく伝えたりしない。その率直さが、日本人男性にとっては新鮮に映ることが多いんです。
ワーキングホリデーでシドニーに行っていた男性の話を聞いたことがあります。バーで知り合ったオーストラリア人女性が、その日のうちに「明日、ビーチに一緒に行かない?」って誘ってきたそうです。日本だったら、連絡先を交換して、何度かメッセージのやりとりをして、それから初デートっていう流れが普通じゃないですか。
でも、彼女は違った。気が合いそうだと思ったら、すぐに次の約束を取り付ける。その積極性に、最初は戸惑ったらしいんですけど、だんだん「これってすごく楽だな」って思えてきたそうです。駆け引きがないから、お互いの気持ちが分かりやすい。変に気を使ったり、相手の真意を探ったりしなくていい。
数ヶ月付き合って、最終的には彼が日本に帰ることになって別れたんですけど、その別れ際も彼女は「また来なよ」って笑顔で言ってくれたとか。束縛したり、引き留めたりせず、お互いの人生を尊重する。その自由さが、オーストラリア女性の魅力なんだって言ってました。
ただ、このストレートさが裏目に出ることもあります。あまりにも率直すぎて、傷つくこともある。マッチングアプリでデートの約束をしていた男性の話。デートの1時間半前に、彼女から「ごめん、昨夜元カレに会って、まだ彼のこと愛してるって気づいちゃった」ってメッセージが来たそうです。
正直すぎますよね。でも、これがオーストラリア女性のスタイル。嘘をついたり、適当な理由でキャンセルしたりするより、正直に理由を言う。受け取る側としては、「もうちょっとオブラートに包んでくれよ」って思うかもしれないけど、彼女たちにとっては、これが誠実さの表現なんです。
カジュアルな恋愛文化、結婚を急がないスタイル
オーストラリアの恋愛文化で、もう一つ特徴的なのが、そのカジュアルさ。日本だと、付き合い始めたら「将来のこと考えてる?」とか「いつ結婚する?」みたいな話になることが多いですよね。特に30代になると、結婚を意識した付き合いが増えてくる。
でも、オーストラリアでは、もっとリラックスしているんです。まずは一緒にいる時間を楽しむ。お互いのことをよく知る。それで、自然と関係が深まっていったら、その先のことを考える。そういう順番なんですよね。
メルボルンに留学していた女性の話。現地で付き合っていた男性が、半年経っても将来の話を全然しないから、不安になって「私たち、このままどうなるの?」って聞いたそうです。そしたら、彼は不思議そうな顔をして「今楽しいじゃん。それでいいんじゃない?」って答えたとか。
彼女は最初、「この人、真剣に考えてないのかな」って不安になったらしいんですけど、だんだん彼の考え方が分かってきたそうです。彼は、無理に将来のことを決めるんじゃなくて、自然に関係が深まっていくのを待っている。焦って決断するより、時間をかけてお互いを理解する方が、長続きする関係になるって信じているんだって。
結局、二人は2年付き合って、その後結婚したそうです。彼女が言っていたのは、「焦らなくてよかった。時間をかけたからこそ、本当に彼のことを理解できた」ということ。オーストラリアの恋愛文化から学んだことは多かったって。
ただ、このカジュアルさが、時には曖昧な関係を生むこともあります。どこまでが友達で、どこからが恋人なのか、境界線がはっきりしない。何度かデートしているけど、正式に付き合っているのかどうか分からない。そういう曖昧な状態が続くと、不安になる人もいますよね。
アウトドア好きでユーモアのあるデート、これが定番スタイル
オーストラリアといえば、ビーチにサーフィン、バーベキュー。そういうアウトドアなイメージがありますよね。実際、オーストラリア女性とのデートも、そういう自然の中で過ごすことが多いんです。
高級レストランで静かにディナー、みたいなフォーマルなデートより、ビーチでピクニックしたり、公園で散歩したり、パブでビール飲みながらおしゃべりしたり。そういうカジュアルで気楽なデートを好む人が多い。
ブリスベンで働いていた男性の話。オーストラリア人の彼女との初デートは、川沿いの公園でのピクニックだったそうです。彼女がサンドイッチとフルーツ、ビールを持ってきてくれて、芝生に座って話をする。時々ジョークを言い合って、笑い合って。
彼が言っていたのは、「すごくリラックスできた」ということ。日本だったら、初デートは服装もちゃんとして、レストランを予約して、緊張しながら会うじゃないですか。でも、ピクニックなら、そんなに気を張らなくていい。自然体でいられる。
それから、オーストラリア女性のユーモアのセンスも魅力的だって言ってました。彼女は、自分のことも笑いのネタにするし、彼のこともちょっとからかってくる。そういう軽いノリの会話が、距離を縮めてくれたんだって。
アクティブな男性に惹かれやすいのも特徴です。一緒にサーフィンに行ったり、ハイキングに行ったり。体を動かすことを楽しめる男性が好まれる傾向があります。逆に、インドア派でずっと家にいるような男性は、あまり好まれないかもしれません。
ただ、このアウトドア志向についていけない人もいますよね。毎週末、どこかに出かけるのは疲れる、たまには家でゆっくりしたい。そういう人は、オーストラリア女性との相性がちょっと難しいかもしれません。
マッチングアプリ文化、その光と影
オーストラリアでも、日本と同じようにマッチングアプリが人気です。Tinder、Hinge、Bumbleなど、いろんなアプリが使われていて、出会いの主流になっています。
メルボルンに住んでいた男性の話。Tinderでマッチした女性と、ホットチキン屋で待ち合わせをしたそうです。彼女は友達と近くにいて、彼が一人でチキンサンドイッチを食べている姿を見て、「独り占めしてるの可愛い」ってメッセージを送ってきたとか。
そのまま合流して、軽く食事した後、バーでビールを飲みながら地元トーク。深い話にはならなかったけど、楽しい時間を過ごして、その日のうちに別れた。彼が言っていたのは、「期待しすぎず、その場を楽しむ感じが良かった」ということ。
オーストラリアのアプリ文化は、この気軽さが特徴。必ずしも恋人を見つけるためじゃなくて、新しい人と出会って、楽しい時間を過ごす。そのくらいのテンションで使っている人が多いんです。
でも、この気軽さが、時には「低努力文化」という問題を生んでいます。簡単にマッチできるから、簡単にキャンセルもする。約束したけど、気分が乗らないからドタキャン。メッセージのやりとりをしていたのに、突然音信不通になる。そういうことが、すごく多いんです。
ある調査では、36パーセントの人が24時間以内のドタキャンを経験したことがあるそうです。これって、かなり高い数字ですよね。せっかく予定を空けて、楽しみにしていたのに、直前でキャンセルされる。その失望感は、経験した人にしか分からないと思います。
パースに住んでいた女性の話。何度も同じような経験をして、アプリ疲れ、デジタルバーンアウトを感じるようになったそうです。マッチしても、どうせまたキャンセルされるんじゃないか。そういう不信感が募って、アプリを使うのが辛くなってきた。
結局、彼女はアプリをやめて、リアルな場での出会いに切り替えたそうです。友達の紹介とか、趣味のサークルとか。そういう、顔が見える関係の中での出会いの方が、信頼できるって感じたんだって。
国際恋愛が盛ん、多様性が生む出会いのチャンス
オーストラリアは移民の国で、いろんな国籍やバックグラウンドを持つ人が住んでいます。だから、国際恋愛がすごく盛んなんです。オーストラリア人同士だけじゃなくて、アジア系、ヨーロッパ系、中東系、いろんな組み合わせのカップルがいる。
これって、日本人にとってはチャンスでもあるんですよね。オーストラリアでは、アジア人男性との恋愛も普通に受け入れられています。欧米だと、アジア人男性はあまりモテないって言われることもあるけど、オーストラリアは違う。多様性が当たり前だから、見た目や国籍で判断されることが少ないんです。
ケアンズでワーキングホリデーをしていた日本人男性の話。最初は英語もあまり話せなくて、オーストラリア人女性と話すのも緊張していたそうです。でも、バックパッカーズホステルで出会った女性が、「日本のどこから来たの?」って気さくに話しかけてくれて。
彼女は日本のアニメや漫画が好きで、日本文化に興味があった。だから、彼の拙い英語でも、一生懸命聞いてくれたし、分からないところは優しく教えてくれた。数週間一緒に旅をして、お互いのことをよく知るようになって、自然と恋人になっていったそうです。
彼が言っていたのは、「国籍とか見た目とか、そういうのは関係なかった。人として気が合うかどうかが全て」ということ。オーストラリアの多様性を受け入れる文化が、彼らの恋愛を後押ししてくれたんですよね。
複雑なバックグラウンドを持つ人も多い
オーストラリアは離婚率が高い国でもあります。だから、シングルマザーやシングルファザーも珍しくない。子連れで恋愛している人も多いんです。
ある男性の話。3人の子供を持つシングルマザーと5年間付き合ったそうです。最初は、彼女の明るさと家族を大切にする姿勢に惹かれたとか。でも、付き合っていくうちに、いろんな複雑な問題に直面した。
子供たちは前の結婚での傷を抱えていて、新しいパートナーを受け入れるのに時間がかかった。彼女自身も、前の夫との関係でトラウマがあって、時々そのことで揉めた。彼は、彼女と子供たちを愛していたけど、その複雑さに疲れてしまうこともあったそうです。
最終的に二人は別れたんですけど、彼が言っていたのは、「すごく学びの多い5年間だった」ということ。シングルマザーとの恋愛は、確かに大変。でも、その分、人間として成長できた。もし次にシングルマザーと出会ったら、また挑戦したいって思えるようになったんだって。
オーストラリアでは、こういう複雑なバックグラウンドを持つ人も多い。だから、恋愛も単純じゃない。でも、その複雑さを受け入れられるなら、深い絆が生まれることもあるんです。
20年続くパートナーシップ、ビーチでの偶然の出会いから
最後に、すごく素敵な話を紹介したいと思います。ある男性が旅行中、オーストラリアのビーチで出会った女性と、夜通し話をしたそうです。寒くなってきたら、彼女がホステルに戻って掛け布団を持ってきてくれた。二人で布団にくるまって、日の出まで寄り添いながら話を続けた。
キスすらしなかった。ただ話をしただけ。でも、その会話がすごく心地よくて、二人とも「また会いたい」って自然に思った。連絡先を交換して、帰国後も連絡を取り合った。それから20年以上、今も二人はパートナーとして一緒にいるそうです。
彼が言っていたのは、「オーストラリア女性の自然体な優しさに惹かれた」ということ。無理をしない、飾らない、ありのままの自分でいられる。そういう関係が、長く続く秘訣なんだって。
最初は友達のような軽さで始まった関係が、時間をかけて深まっていく。焦らず、自然に。それがオーストラリア流の恋愛なんですよね。